皆さんは、風水的に玄関がとても重要な場所であるということをご存知ですか?
風水は中国発祥の「気の流れを物の位置によって
制御することを思想としている環境哲学です。
家具や置物を、家の中の様々な場所に意識しておくことで、
様々な運気に影響があるとされています。
家の中において、
特に玄関は「気」が入り込む場所であることから、
置物による開運の力が顕著に現れる場所とされているため、
風水的に非常に重要かつ、特に神聖なスポットとして扱われています。
つまりは、玄関に置く置物一つで、風水的に良し悪しが決まり、
運気が大きく変わったりする、ということです。
せっかく玄関を飾るのであれば、
インテリア的にも風水的にもいい置物を選んで、飾りたいですよね。
一般的に、玄関に置くといい置物は、
龍をかたどった置物、四神(青龍・朱雀・玄武・白虎)をかたどった置物、
恵比寿様と大黒様をかたどった置物が代表的で、縁起が良いとされています。
開運を目指す上で、誰もが高めたいと挙げる運気は金運でしょう。
金運アップを目指すのなら、玄関に置く置物は恵比寿様・大黒様が特におすすめです。
大黒様の置物は、手に持っている打ち出の小槌が特徴的で、
風水的に金運をつかさどる神様として親しまれています。
もっとお金を増やしたい、仕事や会社、商売で成功を収めて稼ぎたい
という気持ちがある人こそ、大黒様の置物を選んで玄関に置くようにしましょう。
大黒様は恵比寿様とセットで飾ることでより強力な幸運を得ることができますが、
スペースなどの都合で一つしか置けない場合でも、しっかりとご利益があるので心配はいりません。
金運の次に上げたい運気となると、人によってはかなり意見が分かれそうなものです。
恋愛運を重視する方もいれば、仕事運を重視する方など、自分が今欲しいと思う開運は人それぞれではありますが、
とにかく上げたい運気が選べなくて困ったときには、龍の置物がおすすめ。
龍は最強の開運効果を持つ象徴とされているので、様々な開運を引き寄せてくれることでしょう。
今回は、
そんな神聖な場所である玄関に置くのに良い置物について詳しく解説していきます。
基本的には魔除けや開運の効果のあるものを置くと良いですが、
モチーフ別に意味や効果、玄関に飾るのにぴったりのおすすめブランド、
逆に玄関に置いてはいけない置物も合わせてご紹介します。
玄関に置きものを置くことで幸運を呼ぶ
下駄箱の上や、玄関正面の壁やなどに装飾することが多いと思いますが、
ご家庭によっては地面に置いたり、壁やドア枠に掛けたりすることもあります。
玄関風水を嗜む基本として
玄関先には、ポジティブな意味を持つ物を置くことで、
ゲストを歓迎し、良いご縁を呼びこむ効果があるとされています。
もちろんそのゲストとは、普段家に出入りするあなた自身も含まれているのです。
たとえば、観音像(慈悲の女神)を玄関に置くと、
より多くの幸運と繁栄をあなたの人生に引き寄せるのに役立ちます。
また、飲食店などのお店に行ったとき、玄関先で大黒様や恵比寿様の置物を見たことはありませんか?
大黒様と恵比寿様は縁起がよく、幸運を呼ぶとされていることから、
商売繁盛の効果があるとも言われているため、見かけることが多いのです。
このように、玄関に置物を置いて運気をアップさせる風水は、
意外に身近なところで誰もが生活に取り入れているため、珍しいものではありません。
風水が気になると思ったら、すぐに始めてみることをおすすめします。
ところで、運気アップには龍の置物が強力、と聞いたことはありませんか?
どうして龍の置物が運気アップに良いのか理由まで知っている方は多くはないのではないでしょうか。
龍は縁起が良いと言われる理由は、単純に大地そのもの、水を司るエネルギッシュな神様であると太古の中国や日本にて信仰されてきたからです。
龍のいる場所が龍脈というエネルギーの源になるとされ、
自分の家の中にパワースポットが生まれると考えると、素敵だと思いませんか?
風水で玄関に置いてはいけないものは何ですか?
玄関に置くといい置物とは反対に、玄関には置いてはいけない風水アイテムがたくさんあります。
それらをもしも今自分のインテリアに取り入れている方は、一度家の中を見直し、運気の流れを改善しましょう。
これらのアイテムのいくつかは次のとおりです。
最低限、玄関に靴が散らばっていたり、泥で汚れがひどいなど、
整頓、清掃されていない状態ではなく、清潔であるようにしましょう。
風水的に玄関に置いてはいけないもの
- 花、植物、木
- 動物をかたどったもの(剥製も含む)
- 人をかたどったもの(人形)
- ごみと家庭ごみ
- 嫌いな人が関わるもの
- 一般的にマイナスイメージのあるモノ
- 負のエネルギーを持つアイテム
上記アイテムは、
基本的に悪い気を放つものや良い運気を吸い取って溜め込んでしまうもののため、
運気を取り入れて家内へ流す場所である玄関に置くものとしては適していません。
ちなみに、観葉植物を玄関に置くことで生気を発し、
悪い気を取り込んでくれることから風水的に効果があると言われていますが、
玄関は基本的に陽の光が入りにくい場所であることが多く、
植物自身の生気が落ちていくため、逆に悪い気を発してしまうようになってしまいます。
どうしても植物を玄関に置きたい場合は、陽の光がなくても元気を保てる品種を
選ぶようにしましょう。同様の理由で、ドライフラワーを玄関に置くのもNGです。
動物や人をかたどったものには、一部例外となる縁起物にあたるものもあるため、
自分が玄関に置きたいものが適しているのかどうか、しっかりと調べておきましょう。
また、しっかり効果がある開運アイテムが運気アップの効果を発揮してくれるのは、
最低限、玄関に靴が散らばっている、泥で汚れがひどいなど、整頓整頓・清掃ができていない状態ではなく、
清潔であることが前提となります。
どんなに効果のある開運の置物を置いても、
玄関が汚い状態では不浄の場となってしまい、逆に悪い気を呼び込みますので、
むしろ運気を下げてしまう可能性があるため注意してください。
玄関に置くといいと言われる置物で最強の開運アイテム
あらためて、玄関に置くと良い置物の条件をおさらいします。
- 玄関が明るくなるもの
- 魔除け、お守りになるもの
- 良い運気を呼び込むもの
上記を満たす置物のおすすめモチーフは
- 龍
- 四神(青龍・朱雀・玄武・白虎)
- 大黒様、恵比寿様
玄関を明るくする場合は、照明を置くなどで大丈夫です。
魔除けやお守り、良い運気を呼び込むために、特に適しているモチーフたちが
なぜ玄関の置物として適しているのかを解説します。
龍の置物
龍を象った置物は、
エネルギーの象徴と言われる龍をモチーフとすることで
強力な開運と魔除けの効果のあるものとされていますので、
龍自身が運気やエネルギーの象徴として信仰されている神様であるため、特にエネルギーを家内に呼び込む場所である玄関であれば、その力をフルに発揮できると言っても良いでしょう。
龍の置物は、玄関に置くだけで、玄関を通じて外からより強力なプラスのエネルギーを招き入れてくれるとされています。
龍の置物を玄関に置く場合は、玄関の置く位置と向きも重要で、
玄関の右側に龍の顔が家の中を向くようにするのが良いとされています。
玄関から入り込んできた良いエネルギーを逃さず、しっかりと家内に届けることができます。
しかし、一口に龍の置物と言っても、色や形、素材を意識すると非常に種類が多く、
どの置物を選べばいいか迷ってしまうことも。
龍の置物の選び方は、
直感でこの龍が良い、と感じたもので大丈夫です。その龍が、あなたととても相性の良いものになります。
もしも置くスペースに悩む場合は紙に描かれた龍、絵画やアート類でも充分適しており、
気軽にインテリアに取り込めるためおすすめです。壁に掛けたり、立てかけて置くと良いでしょう。
玄関に置く場合に、特におすすめする龍の置物は、龍の絵です。
スペースを大きく取らずに玄関に飾ることができて、強力な恩恵が期待できるという点で、龍の絵はおすすめになります。
龍の絵を飾る場所が玄関であれば、出勤時や帰宅の際に目にする機会も増えることで、
生活の中で龍を意識することが増えるため、龍に気に入られやすくなり、龍神の恩恵を受けることもできるかもしれません。
また、龍の置物の開運効果を最大限に高めるためにも、玄関に合わせてお水を置いておくと良いです。
龍は水を司る神様のため、開運・魔除けの力を高めてさらなる運気アップが期待できます
ブランド「RYUBI~龍美~」の「灯(あかり)」
黄色や金色をベースに龍が描かれたものは、
また、ブランド「RYUBI~龍美~」の「灯(あかり)」のように
天に向かって昇っている龍は、非常に縁起が良い昇り龍とされています。
チャレンジ精神の象徴や目標達成祈願などの意味も込められておりますので、
何かで成功したいという熱い想いを常日頃から持っている人にもおすすめの龍の絵です。
また、日頃から仕事や生活で成功を収めているエネルギッシュな人は、
龍に好かれていて加護を受けていると言われています。
テレビやインターネットで活躍している著名な芸能人も、龍の加護を受けている方が多いようです。
龍に愛されている人の共通の特徴は様々ですが、
龍の置物を家に置いているというのも特徴の一つとして挙げられます。
彼ら同様に龍に好かれて成功したい、
という方はまず龍の置物を玄関に飾るところから始めてみると良いでしょう。
四神(白虎・青龍・朱雀・玄武)の置物
四神は、
中国の神話に伝わる東西南北の四方をつかさどる霊獣を指します。
ここに中央の黄龍(麒麟)を加えて五獣と呼ばれることもあります。
それぞれの方角に対応した四神の置物を置くことで、
風水的に最も効果があるとされており、
玄関が家のどこに位置するかを把握しておくことで、
それに合致した四神の置物を置くと、思わぬ幸運が舞い込むかも知れません。
ちなみに、黄龍(麒麟)はどの方角に置いても効果があり、玄関においてもバッチリです。
おすすめなのは、
ブランド「神軸」の「三神(白虎・青龍・朱雀)」
風水のために掛け軸を探す場合、
とても人気のあるモチーフなので風水入門にもぴったり。
四神のうち3種が描かれていることから、
基本的に玄関の方角を選ばずに最大限の効果で活用することができます。
掛け軸は床の間に置くイメージがありますが、
風水発祥の中国では床の間という文化が存在しないため、玄関に置いても大丈夫です。
むしろ、四神の開運・魔除けパワーと玄関という神聖なスポットがマッチすることでしょう。
恵比寿・大黒様の置物
玄関に置くことで、特に非常に高い効果を発揮する置物です。
日本古来から信仰される龍船に乗る七柱の神・七福神に属する
恵比寿様と大黒様の置物は、開運に適しています。
恵比寿様は、豊漁の神様として扱われるため、商売繁盛以外にも農業や漁業にも効果があります。
他の七福神は中国やインドから渡ってきた概念となりますが、
恵比寿様だけは日本生まれの最古の神様です。
主に下記のようなご利益があるとされています。
・商売繫盛
・航海安全
・大漁・五穀豊穣
大黒様は、財産の神様として扱われるため、金運アップに直接結びつく商売繁盛や、
出世への開運に強く効果があります。
ちなみに、大黒様に対して、少し怖いという印象を持ったことはありませんか?
それは大黒様がインドの戦いの神、
シヴァ神を仏教に取り入れることで成り立ったことが理由と言われています。
しかし、シヴァ神は現代のインドでただ恐れられるだけの神様ではなく、
日常生活で台所の神様として日本の大黒様同様に親しまれているようです。
少し怖いけど、強い幸運をもたらしてくれる心強い神様として、
玄関に飾るにはこれ以上ないほど頼りになるでしょう。
主に大黒様と恵比寿様には下記のようなご利益があるとされています。
・富貴栄達
・金運・財運向上
・縁結び
・五穀豊穣
・商売繫盛
・立身出世
二柱に共通しているのは、商売繁盛・五穀豊穣のご利益。大黒様も恵比寿様も、お金に関わる運気を高めていきたいときには、外せない神様です。
豊かさの象徴である大黒様と恵比寿様この二柱が揃うことで、
より強力な開運をもたらし、総合的に金運を高めてくれるとされているため、
片方だけでなく二柱セットで玄関に飾られることが多いです。
おすすめなのは、
色紙アートの「恵比寿・大黒」
二柱描かれているため、色紙アート1枚で二柱分のご利益が期待できます。
商売を生業としている方は、
職場の玄関に置いても商売繁盛のご利益が期待でき、
恵比寿・大黒が揃ったこの色紙アートは、強力な幸運をもたらしてくれることでしょう。
お店の売上をアップさせたいなら、
まずは恵比寿・大黒を玄関に飾ってみるところから始めてみるのはいかがでしょうか。
また、恵比寿様と大黒様の持つ五穀豊穣のご利益は、
売上や成果、生活に関わる豊かさに結びつく全てにおいて、
恵比寿様と大黒様は強い恩恵をもたらしてくれます。
運気アップを目指す上で、
生活に取り入れるモチーフに困ったときは恵比寿様と大黒様と覚えておくと良いでしょう。
より効果的に玄関に置物を飾るには?
ここまで幸運を招くために玄関に置くと良い置物の種類について解説してきました。
縁起の良いモチーフの置物を選んで玄関に置くというだけでも、
家の中に良い運気を招き入れることができて開運効果に期待できますが、
ただ玄関に置くのではなく、置く位置や方角といった玄関の中での置物の飾り方一つでも、
得られる開運効果の強さは大きく変わってきます。
例えば、龍の置物は、置物の中でも特に置く位置と向きが重要で、
玄関の右側に龍の顔が家の中を向くようにするのが良いとされています。
玄関から入り込んできた良いエネルギーを逃さず、しっかりと家内に届けることができます。
また、龍の置物の開運効果を最大限に高めるためにも、玄関に合わせてお水を置いておくと良いです。
龍は水を司る神様のため、開運・魔除けの力を高めてさらなる運気アップが期待できます。
恵比寿様・大黒様の置物は、神様をかたどった置物のため、
一般的には目線より上になるように飾るのが良いとされています。
神棚と同様に目線より下になって見下さないようにしましょう。
恵比寿様・大黒様の向きは、南向き、もしくは東向きで飾りましょう。
色紙アート「恵比寿・大黒」の場合は、紙に描かれた絵画であることから、
少ないスペースでも飾ることができます。
改めて専用の飾り台や神棚を設けなくても目線よりも高い位置に飾りやすく、
二柱が初めから適した位置でそれぞれ描かれているため、すぐに飾れるという点で非常に良いです。
また、大黒様や恵比寿様のような神様をかたどった置物を飾る際に意識したいのは、
恵比寿様と大黒様を開運の置物として玄関に飾るのか、
神棚としてしっかりと場を整え、手厚く祀るのかという点です。
中途半端な飾り方や祀り方はご利益も半減してしまうため、
恵比寿様と大黒様の開運効果にあやかるためにもしっかりと決めておきましょう。
恵比寿様の置物を飾る場所は、玄関正面から見て左、大黒様の置物を飾る場所は玄関正面から見て右です。
玄関に飾るのが難しい場合は、家のなるべく中心部分を意識して飾ると良いでしょう。
まとめ
今回は、玄関に置くといい置物についてのモチーフ三種類と、置いてはいけない置物について紹介しました。
玄関は運気が入ってくるだけでなく、出ていってしまう場所でもあり、
入ってくる運気も良いものと悪いものと様々。
風水的に家の中の運気をコントロールするには、運気の出入り口である玄関に置く置物が重要になってきます。
龍の置物は、魔除けと運気上昇、龍の色によって様々な異なる恩恵
恵比寿様・大黒様の置物は、商売繁盛を始めとする総合的な金運や縁結びなど
と風水的にも強力な力を持つため、劇的な開運を目指す場合は、特に注目したいモチーフですね。
また、玄関は悪い気を払い落とす役割も持ちます。
家に入る前に玄関で厄を落とすことで、家の中を良い気で保つことできます。
ここでもし玄関自体に悪い気が満ちていた場合は、外からの悪い気を払い落とすことができなくなるため、
家の中に悪い気を持ち込んでしまうことになるでしょう。
玄関に悪い気が満ちている状態とは、
・靴が乱雑に置かれている
・チリやホコリで汚れていて、掃除をしていない
・荷物が散らばっている
上記が特に代表的な例です。
家の中を良い運気で満たすためにも、玄関は特に清潔かつ悪い気を払った状態にして、
良い気を招き入れられるような場所として明るく保っていたいものです。
最高の開運を家にもたらすためにも、置物の開運、魔除けのパワーで良い運気を呼び込み、
外に逃げていかないようにしておきたいですね。
幸福な生活の一歩として、まずは玄関の置物にこだわってみてはいかがでしょうか。
もちろん、龍が強力なパワーを持つ置物だからといって、自分が落ち着かなかったり、苦手とする場合、効果のみを期待して得意ではない置物を無理にでも置く必要はありません。
玄関に置物を置くことで、その置物を見て自分の心が安らぐかどうかも、玄関風水を嗜む上で大切なポイントになります。
開運効果のみに偏ったこだわりを強くしすぎず、自分に合ったやりやすい方法で開運を目指してみてくださいね。